★…になりますので18歳未満の方はご遠慮ください
「フン、気にくわん。コエンマもお前も俺をなんだと思ってやがる。」
飛影は窓枠に腰かけたままの状態で私を睨んでいた。
「ごめんなさい…。」
「勘違いするな。俺は昔の様にお前のそばにいれば戦いに不自由しないなどと思ってる訳じゃないんだ。」
「はい…。」
「フン。そうと決まればさっさと済ますぞ。」
そう言って飛影は私の前に来るとソファーに座っていた私を軽々と持ち上げた。
「え!?済ますって何を!?」
「はぁ~。契約するんだろ~が。」
「大会が終わってからなんじゃ…?」
「状況が変わった。ムカつくからさっさと済ませてやる。」
「さっさとってそんな~~!!!」
そうこうしてる間に私はベッドに放り投げられた。
「フン。冗談だ。」
そう言って私の上に覆いかぶさる飛影の瞳は艶やかな色をしていた。
「え?え?どっちが冗談?
契約するのが?それともさっさと済ますのが?そこ結構大事なんですけど!?」
私が慌てる様子を上から見下げている飛影はニヤリと笑った。
この顔をする時は大抵私に不利な状況を招く…。
「そんな色気のない声で騒ぐな。今からたっぷり鳴かしてやる。」
そう言って口を塞がれると、私は飛影の唇に酔いしれる羽目になった。
意図も簡単に帯は解かれ、白い肌が飛影の瞳に晒される。
前日触れられたよりも熱い気がする飛影の手。
私の存在を確かめるように全身を撫でていく。堪えきれずに洩れる声に羞恥心を覚えながらも身を委ねる。
硬く立ち上がって刺激を求めている胸の突起を口に含み、脇腹を撫でていた手が下肢へと伸びる。
「んあ…っ!」
さっきから熱を持って疼いている其処は、指先が軽く触れただけで水音を立てた。
「やっ…!」
指先が、先端で震える粒へと向かって秘唇を割ってゆく。
ほんの少し触れられただけで、腰がビクンと跳ね上がった。
狂おしいような快感に涙が溢れ、繋いだ手を握り締めながら言葉にならない声で訴えると、ふっ、と微笑んだ飛影は耳を甘噛みして囁く
「もっと鳴け。何度でも狂わせてやる…」
「っああぁっ!…あ…んぁ…」
その言葉の直後、中に挿れた指で天井を擦り、親指が敏感な粒をさするように刺激されたと同時に、喘ぎ声は切迫したものへと変わり、内外から加えられる愛撫に素直に反応する。
ガクガクと全身を痙攣させて果てた。
荒い息をつく私を飛影は一度強く抱き締め、額に口付ける。
「痛かったら言え。」
そっと、ゆっくりと、飛影は自分の下半身を秘口へあてがい、力を籠めて押し進める。
先端が挿入っただけで、狭い膣は抵抗するように締まった。
痛みに硬直する背中を抱き、グイと奥へと突き挿れると、ぷつりと裂ける感触と同時に悲鳴を上げる。
「っ……!!!」
飛影の背に回した腕が震え、立てた爪が食い込むのを感じる。
両目にいっぱいの涙を溜めて、私はにっこりと微笑んだ。
「だいじょ…ぶ…。」
「馬鹿…。
無理するな。」
額に滲む汗で貼り付いた髪を優しく指で梳かしてくれる。
「辛かったら言え…」
私ごと身体を抱き起こし、飛影に跨がるように座らせられる。
飛影は双臀を掴んで持ち上げ、ゆっくりと力を抜いて自身を深く沈めていく、私は甘い吐息を吐きながら身を捩る。
「は…っふ……っ」
全て飲み込ませると、飛影はふるふると震える私の身体を抱き締める。
「熱いな…」
耳元に唇を寄せて飛影は囁くと、私はピクリと肩を揺らした中がキュッと締まったのを感じた。
「ひ…えぃ……」
回した腕で存在を確かめるように背を撫でてくれる。
「鳴鈴実…愛してる…」
飛影は身体に語りかけるように、想いが伝わるように願いながら抽送を始める。
抜け落ちる寸前まで引き抜き、ゆっくりと奥まで送り届ける。
抜き挿しの度、私の息が上がり喘ぎは啼き声へと変化してゆく。
「あ…っあ…ん…んふ…っあ…」
角度を変えては反応を示す場所を探して突き上げる。
ゆらゆらと揺れる腰に腕を回して支え、突き上げを速めてゆく。
私は抑えきれずに洩れる啼き声と、荒い2人の息遣い、粘ついた淫らな水音が高く低く、静まり返った室内に響く。
飛影は私が軽い絶頂を迎えるのを見定め、余裕の無い声で名を呼びながら、最奥へと熱い精を迸らせた。
「鳴鈴実…」
私の名を呼ぶいつもよりも甘い声。
飛影の腕枕で少し眠ってしまっていたらしい。
飛影は頭を撫でてくれながら、優しく細めた目が愛おしげに見詰めてくる。
どちらからともなく口付けを交わすと、脇から背にかけてをゆっくりと撫でてくれながら呟く。
「蓮の花か。悪くない。」
その言葉に私はハッとして自分の胸元を見ると左胸には赤い蓮の花が記されていた。
そのまま飛影の左胸に目をやると同じ蓮の花が黒く記されている。
はっきりと契約の刺青が刻まれていた。
「飛影…ホントに良かった…」
良い終わる前にまた口を塞がれる。
「何度も言わすな。
そんなことより、俺はまだお前の気持ちを聞いてないぞ。」
相変わらずのニヤリ顔に私は顔を赤くしながら小声で返事をした。
「私も愛してる。飛影大好き。」
そう言って自分からキスをするとさっきまで私を抱きしめていた飛影は、いつの間にか覆いかぶさる様に私を見下げていた。
「え?え?飛影??」
私が慌てて逃げようとすると
「鳴鈴実。」
何時もとは違う、情欲に濡れた声。色気を含んだ目で私を見詰めた。
「んっ・・・」
そのまま優しくキスをされると徐々に深くなっていく。
そしてまた飛影に身体を委ねた。