写真×アルバム×鬼ごっこ?

めいみさんからリクエスト頂きました!!

 

『キルアと奈々実の甘いひと時』

 

やっぱりどうしてもギャグ要素は入ってしまうんですが…

 

エロまでいかないラブラブ・・・意外と難しい…(笑)

 

またリベンジするかも(笑)

 

こんなので本当にごめんなさい!!!!(T_T)

 

 

 

「奈々実~!?」

休みの朝、二度寝をした後ゆっくりとベットでゴロゴロしているとキルアの呼ぶ声がした。

「なに~!?」

ベッドから降りる事も、起き上がる事もせずに私はキルアに返事をすると、寝室のドアが開いた。

「ハンター試験の時とかに撮った写真って奈々実アルバムにしてたよな?」

「うん。してるけど?」

「あれってどこにあんの?」

「机の後ろの本棚の右上。
一様いろいろ分けてあるからいるの出して?」

在り処がわかるとキルアはすぐに寝室を出て行った。


それからすぐに何冊かのアルバムを手に戻ってくる。

「ってかアルバムどーするん??」

「ゴンがさ、ミトさんに何枚かしか見せてなかったみたいでさ、送ってほしいんだって。」

「そ~なんや?
じゃーデーターで送ってあげたら?」

「データーも残してあんの?」

「うん、あるよ♪
あえて特製アルバム作るのもいいかもな(笑)」

私とキルアは結局ミトさんへのプレゼント用と、ゴンへのプレゼント用にアルバムを作る事にした。

 

 

ベッドの上に置かれたアルバム。

ハンター試験
天空闘技場
ヨークシン
G・I(ビスケ協力)
それ以降(まだ未完成)

キルアに後ろから抱っこされながら私達は順番にアルバムを開いていった。

「やば~!!めっちゃ懐かしい!!キルアが幼い!!」

試験中の写真を見ながら興奮して布団をバシバシ叩いていると耳元で大きなため息が聞こえる。

「これじゃー菜々実が言ってた事もわかるよな。」

「へ?」

「俺この頃まだ菜々実抱くの禁止だったじゃん?
今考えれば当たり前って言うかさ(笑)」

そうだった。そう言えば毎度毎度そんな話をしていた気がする(笑)

次のページを開くたびに2人で『あの時は~』と思い出しては笑った。

ざっと写真を選び終わると、次はレイアウトを決めて貼り付けていった。

楽しさもあってか、あっという間にアルバムは出来上がり、私はベッドに大の字に倒れ込んだ。

「楽しかった~!!」

「あぁ、たまにはいいなこう言うのも。」

キルアはチャンスとばかりに私に覆いかぶさる。。

「こらっ!」

「終わるまで我慢してたじゃん。」

そう言って首筋に唇を這わして行く。

「やっあかんっ…あっ・・・」

写真を選ぶ間、首筋や耳にキスを落としていたキルア。

折角の休みだから一日こうやってまったり過ごすのは嫌じゃなかった。

 

 

「キルアくすぐったい…っきゃっ!こらっ!」

昼の明るい日差しが部屋に差し込むなか、ベッドの上でうつぶせになっていると、キルアが背中に舌を這わす。

気だるい身体を放り出すように寝転がっていた私は突然の感覚にくすぐったさに身をよじった。

「じゃ~ここは?」

そう言ってキルアに太ももの後ろをスーっと舐めあげられた。

「あっ!!い…やぁ…」

身体はさっきまでの行為を思い出した様に一気に熱くなる。

「あれで終わりなんて思ってないよな?」

そう言ったキルアに容赦なく舌を這わせ、指で撫であげられ私はまたキルアに抱かれていく。




**********





「そう言えば表紙何も書いてないこのアルバムって何?」

少し眠って体力の回復していた私は慌ててシャツを羽織るとベッドから飛び出た。

さっきまで寝室にあったアルバムをキルアが本棚に返しに行ってくれ、代わりに持ってきた2冊のアルバム。

「うわっ!なんだよ急に!!」

私はキルアに飛び付く様にそのアルバムを取り上げた。

「これはあかん!見たらあかん!!」

「なんだよ!?
俺に見せられないような写真入ってんのかよ!?」

ムッとするキルアはジリジリと間合いを詰めてくる。

私は猛ダッシュでアルバムを持ったまま寝室から出た。

「おい!菜々実!!
待てって!!」

そう言って追ってくるキルア。

私は屋敷中を逃げまわって、最終イル兄の部屋へと逃げ込んだ。


「イル兄助けて!!」

部屋にいたイル兄の背中に隠れた。

「奈々実どうしたの?」

イル兄が私を振り返ると同時にキルアが部屋に入ってきた。

「おい奈々実!お前どこまで逃げる気だよ!?」

イル兄は私とキルアに格好を見て流石に驚いている。

そりゃ当たり前だ。

私は素肌に青いキルアのパジャマのシャツを羽織っているだけ。

キルアは上半身裸。

「キル、菜々実が逃げるほど強要するのは良くないと思うよ?」

何かを勘違いしたイル兄の言葉にキルアは思わず顔を真っ赤にしていた。

「馬鹿兄貴!違うにきまってんだろ!奈々実が逃げるから!」

イル兄は勘違いしたまま私の頭を優しく撫でるとキルアの腕を掴んだ。

「奈々実は部屋に戻ってて?
キルは俺と一緒においで?」

イル兄はキルアの腕を引っ張って部屋を出ていった。

私は自分の部屋に帰ると手にしていたアルバムをキルアに見つからない様に隠した。

 

~おまけ~


夕食後、広間のソファーで待ったりしていると

「奈々実?一体アルバムに何いれてたの?」

キルアから事情を聞いたイル兄に聞かれて私はにんまりと笑って見せた。

そして、キルアがいない事を確認知るとイル兄を部屋へと引っ張っていった。

「これ。」

そう言って見せたアルバムにイル兄は目を見開いているもののしっかりすべての写真に目を通していた。

「なるほどね。
増えたら教えて。くれぐれもキルに見つからないでね?
破られちゃうよきっと。」

そう言って満足そうに部屋を出ていった。


私が必死で死守したアルバム。
その中身は…


『キルアの隠し撮り写真集』(笑)

お風呂上りや、寝顔、ソファーでのうたたね。

盗み食いの瞬間などなど。

それはそれは可愛い&カッコいいキルアのお宝写真がたんまりと入っていたのだ。



~Fin~