新盤HUNTER見てたらなんとなく書きたなってしまいました。
今回はお話と言うよりある方達の会話を少し覗いてみました。
どーもシリアス&本気な雰囲気が私苦手なのかもしれません。
「ねぇ?ヒソカ?」
「なんだい?」
「奈々実とヒソカって戦った事無いの??」
「ヒソカに戦わない方がいいってが何度か言ったからね。」
ヒソカ・イルミ・ゴン…
なんとも珍しいメンバーがキルアの家の広間で食事後の雑談をしていた。
「なんで?」
「俺の予想ではヒソカが負ける。」
「ひどいと思わないかい?
そんなに言い切られるとさすがの僕でも傷ついちゃうよ。」
「でもヒソカだって嫌でしょ?自分が負けるの?」
そう言ってイル兄はクリっと首をかしげている。
「イルミはなんでそう思うの?」
「簡単だよ?
奈々実と親父がヤリやってるのみてみなよ。
俺なら関わりたくないね。」
「そんなにすごいのかい?
でも奈々実ってハンター試験中に念を覚えたんだよね?」
「確かそうだよ。前にキルアが怒ってたもん。」
「キルが?」
「うん。奈々実は修行ばっかりしてるから、自分がどんなに頑張っても追いつけないって。」
奈々実の強さ。
いつの間にか念を習得して、天空闘技場でも、クラピカの一件でも、ゴンは直接奈々実が戦っている所をまともに見たことがなかった。
「俺は親父とヤッてる所見たことあるからイル兄に同感。
キレるか本気になるとマジで無理。」
いつの間にか広間に入ってきたキルアが肩をすくめながら会話に入ってきた。
「そんなに強いの?」
「ああ。俺自分の彼女ながら泣きそうになるもんな。
普段はあんななのに。」
「う~ん。いまいちイメージ出来ないな…。」
ゴンは普段の奈々実からはみんなが言うような姿が想像できなかった。
「そうだね、もうちょっとわかりやすく言えば、念能力事態厄介かな。
攻撃・防御・移動共にばらばらで動くからどうしても攻撃しにくい。
奴ら4体とも奈々実の意志だけじゃなくて単体でも動くから。」
「え??それって勝手に動いてるってこと?」
「そ。だからたまに奈々実がヘトヘトになって寝たりとかしても白虎が部屋まで連れてくる事あるし。」
キルアは呆れた顔をしながらオレンジジュースを飲み干した。
「しかも練で練出すオーラの量が莫大だからね。」
「4体が邪魔だから肉弾戦ってなるとこれまた更に厄介。
元々空手?だっけ?十何年やってただけあって瞬発力・洞察力問題なし。
なんか一対一から複数相手でも大丈夫な様に訓練されてるし。
そこに凝だの堅だの硬だの合わせられたら死んじゃうっての。」
「奈々実ってそんなにすごいんだ?」
ゴン一人が感心する中、キルアは呆れた様にその説明しながらため息を漏らした。
「初めて会った時なんてハンター試験受けるってだけで死ぬって言ってたのにさ。」
「元々好戦的な所と負けず嫌いな性格があったからだろうね。」
「きっとそーだろーな。
今なんて親父とじぃ~ちゃん二人がかりでやってるし。」
「え~~~!!!!???」
その一言に一番驚いたゴンはなんとなく納得した顔をしている。
「で奈々実はどこ言ったんだい?」
「1時間位前に親父とじぃ~ちゃんに遊んでもらうんだって出ってた…」
「「「……。」」」
その一言に3人はやっぱり奈々実に手をだすのはやめようと心に決めた。
~~おまけ~~
「キルア~お腹すいた…」
そう言って部屋に入ると男4人がなんとも言えない視線で私を見てくる。
「あの…なにか?」
恐る恐る聞いてみるがゴンに目を逸らされて自然と不安になった。
「親父達は?」
「体力切れでダウン。ゴトーさん達が部屋に運んでくれたけど???」
「で?奈々実は腹減ったの?」
「うん。運動したらお腹へってもた。
キキョウさん夜食作ってくれないか聞いてくる♪」
そう言って走って部屋を出ていくと3人はキルアの顔を見た。
するとキルアは大きなため息…
「俺、色々間違ったかも…。」
その一言に4人の苦笑いがこぼれていた。
~Fin~